米アップルは25日、2016年7~9月期決算を発表した。主力製品のiPhone(アイフォーン)の販売不振で、3四半期連続の減収減益となった。16年9月期の通期で見ると、01年以来15年ぶりの減収減益だった。
7~9月期の売上高は前年同期比約9%減の468億5200万ドル(約4兆8730億円)、純利益は同約19%減の90億1400万ドル(約9370億円)だった。
iPhoneの世界販売台数は前年同期と比べて約5%減り、4551万3千台だった。中国市場の低迷が続き、売り上げが前年同期と比べて約3割落ち込んだことが響いた。一方、iPhone7などで支払いができる「アップルペイ」が25日から始まった日本市場は1割伸びた。
電話会見したティム・クック最高経営責任者は「次の四半期では、中国市場が成長基調に戻れると思う」と期待を寄せた。(ラグナビーチ=宮地ゆう)