関西地区大学野球選手権(関西地区大学野球連盟連絡協議会主催、朝日新聞社など後援)は31日、大阪・南港で第1代表決定戦があり、関大(関西学生)が延長十回、規定により1死満塁から始まるタイブレークで長打2本を放って4点を挙げ、2年ぶり5回目の明治神宮大会出場を決めた。敗れた奈良学園大(近畿)は敗者復活準決勝を勝ち上がった大体大(阪神)と11月1日、第2代表の座をかけて戦う。
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大体大6―2大商大、関大7―5(延長10回。10回はタイブレーク)奈良学園大
■関大・安井、4番の存在感を見せる
関大の安井(4年、大阪桐蔭)が4打点を挙げ、4番としての存在感を見せた。まずは五回2死二塁、右越え2点本塁打で先制。同点の延長十回、1死満塁から始まるタイブレークでは、古川(2年、東大阪大柏原)の2点二塁打に続いて、直球を右中間へ2点二塁打。勝利に大きく貢献した。安井は「神宮でも何がなんでも勝って全国制覇する」。初戦は明大(東京六)と対戦する。
■神宮大会へ望みつなぐ一発 大体大・孫入
大体大の孫入(3年、大垣日大)が明治神宮大会へ望みをつなぐ一発を放った。先頭で迎えた同点の六回、代わったばかりの大商大・小屋(4年、神戸国際大付)の直球をライナーで左翼席まで運んだ。過去に対戦したときは無安打。「見逃し三振になってもいいから低めは捨てて、浮いた球を狙っていこうと思っていた」。ファーストストライクを完璧にとらえた。