「大阪最後の一等地」、再開発に障害者ら困惑 うめきた——贯通日本资讯频道
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「大阪最後の一等地」、再開発に障害者ら困惑 うめきた

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大阪市の歩道橋(スロープ)案のイメージと地図


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「大阪最後の一等地」と呼ばれるJR大阪駅北側の「うめきた2期区域」再開発の陰で、自力で歩くのが困難な人たちが途方に暮れている。障害者施設の利用者らが使ってきたJRの線路下の通路が、再開発に伴う線路の地下化でなくなる。市は代わりにスロープ式の歩道橋を設ける計画だが、遠回りすることになるため、施設利用者らは市に再考を求めている。


JR大阪駅の約1キロ北にある障害者の医療施設「大阪整肢(せいし)学院」(大阪市北区)は、子どもたちを中心に約90人が暮らし、約40人が治療やリハビリで通院する。


整肢学院の利用者は重い身体障害や知的障害があり、自力で歩けない人が多い。近くに住む小川雅永(まさえ)さん(28)もその一人。出生時に酸欠状態になり、脳に障害が残った。話すことも立つこともできず、首が不安定でいすに座れないため、寝た姿勢で乗るタイプの車いすを利用する。介護ヘルパーに押してもらい、週に1回通院している。


特殊な車いすは16キロと重いうえ、寝た状態で移動するため、わずかな衝撃で首や頭をいためる恐れがある。介護ヘルパーは慎重に動かさねばならず、学院内の52メートルのスロープを上るのに2~3分かかることもあるという。施設には同じような車いすで移動する利用者も少なくない。


母親の尚美さん(59)が心配しているのが、整肢学院の目の前にあるJR東海道支線の「中津町架道橋」(長さ23メートル、一部撤去)下の通路(桁下高さ1・4メートル)がなくなることだ。通路は整肢学院と市営地下鉄中津駅をつなぎ、学院の利用者の生活に欠かせない。利用者は通院だけでなく、社会復帰の訓練で中津駅から地下鉄で梅田に買い物に行く時などに使う。


うめきた2期の再開発で、市やJR西日本は関空特急「はるか」などが走る東海道支線を地下化し、大阪駅近くの地下に新駅をつくる計画を進めている。中津町架道橋下の通路は、線路が地上から地下へ下る区間にあたっており、線路の下を通れなくなる。


市は線路を渡れるスロープ式の代替歩道橋をつくる方針で複数案を示している。しかしスロープで線路の上を迂回(うかい)して、高さ2・5~3・5メートルの歩道橋を渡ろうとすると、長さが130~170メートルになり、今の5倍以上に延びる。


学院の隣には子どもたちが学ぶ府立中津支援学校があり、高齢者が多く住む市営住宅も近くにある。尚美さんは「これまでの何倍もの距離を歩かないといけない。障害がある子どもたちや高齢者も利用するので、せめてエレベーターは設置してほしい」と訴える。


学院から東へ約50メートルに…



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