世界ランキング2位のジョコビッチ=ロイター
年間成績の上位8人が争う男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナルの舞台で、もう一つの頂点をめざす戦いが繰り広げられている。「年末の世界ランキング1位」の称号をかけた現在1位のアンディ・マリー(英)と2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の大接戦だ。
あれから7年…マリー、ついに世界ランク1位 テニス
2003年のアンディ・ロディック(米)を最後に、この12年間、シーズン締めくくりの首位の座はロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ジョコビッチの3人が占めてきた。
しかし、今年は直近のマスターズ・パリ大会でマリーが、1973年にコンピューターによるランキング制度が始まって以来、英国人として初めて世界1位を手にし、地元開催の最終戦を迎えた。開幕時点の今季の獲得ポイントはマリーが1万1185点で、2位のジョコビッチに405点差をつけている。
ロンドンでの最終戦はポイントを大幅に上積みするチャンスだ。1次リーグ1勝ごとに200点、準決勝に勝てば400点、決勝に勝てば500点が加わる。
15日時点で、マリーは今大会でジョコビッチと同等以上の成績を残せば、自身初の栄誉を手にすることが確定している。
ただ、メディアが騒ぐほど、マ…