記録集づくりを進めている深草さん(左)と末永さん。後ろは「非核非戦」の碑=長崎市筑後町 長崎市の真宗大谷派長崎教務所(東本願寺長崎教会)には、1万人とも2万人とも言われる人たちの遺骨がある。原爆が落とされた後、僧侶や門徒らが焼け野原で集めたものだ。71年たってなお、無言で「非核」を訴え続けるかのような遺骨。その歴史を伝えようと、教務所が記録集の作成を進めている。 特集:核といのちを考える JR長崎駅にほど近い同市筑後町の教務所には収骨所があり、多数の箱に遺骨が納められている。教務所職員で僧侶の中川唯真さん(31)が一つのふたを開けると、頭蓋骨(ずがいこつ)や、どこの部位かもわからない骨が目に入ってくる。犠牲者の生々しい姿だ。「怖いけど、これが現実だったんだと突きつけられる」と中川さんは言う。 骨は被爆後、焼け野原となった市内で真宗大谷派の関係者が集めて回ったものだ。きっかけは、原爆投下翌月に長崎に上陸した進駐軍が爆心地の近くに簡易飛行場を計画したこと。遺骨を放置できないと、収集を始めた。 被爆当時から近くに住む江川千鶴子さん(80)=長崎市青山町=は、小学生のときに見た光景が脳裏に焼き付いている。通学の途中だったと記憶している。整地のためのブルドーザーが「バリバリ」と音を立てて進み、土の中から白い骨が見えた。後にそこを通るたび、「よくあんなことができたな」と思った。付近は今、野球場や陸上競技場になっている。 遺骨の収集は、爆心地付近から… |
被爆地、遺骨が語る核の恐怖 長崎の寺院「これが現実」
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