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化学変化で架線が劣化 JR九州、11日の破断原因説明

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-11-29 11:39:20  点击:  切换到繁體中文

 

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電気を通さない絶縁部分「デッドセクション」


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JR九州の青柳俊彦社長は28日の記者会見で、今月2度にわたって停電で大規模トラブルを起こしたことについて「大変ご迷惑をおかけした」と陳謝した。また最初に起こした11日の事故は、想定していなかった部品劣化が原因だとし、来年9月までに管内54カ所で部品を交換する方針だ。


架線破損の連鎖、なぜ 九州のJR乱れ11万人に影響


11日の事故は、JR鹿児島線の天拝山―原田の架線のうち、電気を通さない「デッドセクション」と呼ばれる約8メートルの部分が破断。通過した列車のパンタグラフが壊れ、その列車が鹿児島線と長崎線の架線を損傷。568本が運休し、約17万人に影響が出た。


JR九州によると、デッドセクションは繊維強化プラスチック(FRP)製の線を樹脂のカバーで覆った架線を使っていたが、何らかの原因で隙間ができ、内部に水が入った。FRPに含まれる化学物質と水に、電気の火花が加わり内部で化学変化が起き、劣化。架線にかかる力も加わって、破断したと考えられるという。担当者は「経験もなく、想定もしていない損傷だった」という。


JR九州管内にはデッドセクションが83カ所あり、うち計54カ所で同じFRPを使っていた。来年9月までにすべて別の部品に取り換える。


JR九州は、22日にも約6万5千人に影響が出るトラブルを起こした。仮設の架線を設置する際に、必要な部品の取り付けを忘れたことが原因だった。(角田要)




 

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