男子フリーの直前練習で調整する羽生結弦=遠藤啓生撮影
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは10日、男子フリーを前にした公式練習があり、羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(中京大)、ネーサン・チェン(米)らが次々と高難度ジャンプを決めた。
グランプリファイナルを写真で
フィギュア特集 Kiss and Cry
ショートプログラム(SP)首位の羽生は4回転ループ、4回転サルコーなどを何度も着氷。そのうちいくつかは前傾姿勢になることもあったが、おおむね成功していた。SP4位の宇野は4回転フリップを複数回成功させ、復調をうかがわせた。チェンは4回転ルッツ3回転トーループ、4回転フリップなどを見せて観衆のため息を誘う。パトリック・チャン(カナダ)もトーループ、サルコーという2種類の4回転を成功。ハビエル・フェルナンデス(スペイン)とアダム・リッポン(米)は4回転にやや苦戦していた。
女子の練習では、SP3位の宮原知子(関大)やSP首位のエフゲニア・メドベジェワ(ロシア)が好調で、ほとんどミスをせずに練習を終えた。