日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は7日、民放の報道番組で東京都の小池百合子知事と中継を通して共演し、夏の都議選で候補者擁立の意向を示す小池氏との連携について「(小池氏の)政策次第だ」と述べた。維新は都議選で11人以上の当選を目指しており、松井氏は小池氏の動向を慎重に見極める考えだ。
松井、小池両氏が直接対話するのは初めて。番組で、松井氏が小池氏との連携について「まだ小池さんのグループの政策を見ていない」と語ると、小池氏も「まだ松井知事に直接お目にかかったことがない。またそんな機会があればいいなと思う」と述べた。
松井氏はこれまで、小池氏が自民党籍を残したままの連携には否定的な考えを示してきた。この日も松井氏は「(自民党と対決するなら)新しいチームにならないと有権者に説得力がない」と指摘。小池氏は「総合的に判断して夏の戦いへと臨んでいく」と述べるにとどめた。