ロシアが米大統領選にサイバー攻撃で介入したとされる問題で、米情報機関は6日、調査報告書を公表し、「ロシアのプーチン大統領が選挙への影響力行使を指示した」と結論づけた。民主党のコンピューターが狙われ、「共和党トランプ氏の当選に有利に働くことを狙った」攻撃があったという。
ロシア当局者35人国外退去処分 米大統領選介入疑惑
特集:ドナルド・トランプ氏
トランプ次期大統領は報告書の内容を伝えられる前には、米メディアに「(ロシアへの非難は)政治的な魔女狩りだ」と発言。その後、政府高官から内容の報告を受け、「選挙結果に影響はなかった」とする声明を発表した。
選挙戦では、クリントン氏が国務長官時代に私用メールアドレスを使っていた問題が大きな焦点の一つになった。クリントン氏がメールの一部を削除していたため、トランプ氏は、ロシアにこれらのメールを探すよう促すと受け止められるような発言をしていた。