関西経済連合会の新会長に内定した松本正義・住友電工社長(左)と森詳介会長=13日、大阪市北区、筋野健太撮影
関西経済連合会は13日、森詳介会長(76)=関西電力相談役=の後任に、副会長を務める住友電気工業の松本正義社長(72)を内定したと発表した。トップ交代は6年ぶりで、5月の総会で正式に決める。松本氏は大阪で開催をめざす国際博覧会(万博)の誘致や新産業育成、地方分権など多くの課題に取り組む。
兵庫・淡路島生まれの松本氏は13日、大阪市内での記者会見で、「関西に愛着があり、(関西発祥の)住友グループの一員としても恩があると言い続けてきた。全身全霊でやっていく」と抱負を述べた。住友電工から会長を出すのは川上哲郎氏(88)以来20年ぶり。関電からは八木誠会長(67)を副会長にする方針だ。(諏訪和仁、伊藤弘毅)