東京都の小池百合子知事は13日夜、BS日テレの番組に出演し、豊洲市場(江東区)の地下水の有害物質を調べるモニタリングの最終結果について、「かなり厳しい数字が出る可能性が高い」と述べた。結果は、同市場の安全性について検討する都の専門家会議で14日、公表される。
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地下水モニタリングは、都が同市場用地の土壌汚染対策工事を終えた2014年から続けており、今回は9回目の結果。7回目までは環境基準を下回る数値だったが、昨年9月に公表された8回目は、201カ所中3カ所でベンゼンとヒ素が基準を超す値を初めて検出した。
小池氏は、築地市場(中央区)からの移転の可否を判断するうえで重視する考えを示している。