トランプ米大統領就任後の日経平均株価は、一時、前週末終値から240円安をつけた=23日午前9時10分、東京都中央区、北村玲奈撮影
トランプ米大統領の就任後初の取引となった23日の東京株式市場は、売り注文が先行し、日経平均株価は一時250円超値下がりした。午前11時時点は前週末終値より216円01銭安い1万8921円90銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同17・08ポイント低い1516・38。
就任演説で経済政策の具体策がなかった失望感などから外国為替市場の円相場でドル安円高が進行。株式市場では業績悪化が懸念される自動車など輸出株を中心に売りが広がった。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉への言及などから、貿易政策への先行き不透明感が強まったことも相場を押し下げた。