国務院新聞弁公室は14日、2020年の輸出入状況に関する記者会見を行った。
税関総署の李魁文報道官の説明によると、1月14日0時現在、全国の税関で採取された輸入コールドチェーン食品のサンプルは129万5692件に上り、うち47件から新型コロナウイルスが検出され、それ以外のサンプルからは検出されなかった。
世界の新型コロナウイルス感染症は現段階で、依然として厳しい情勢が続き、輸入コールドチェーン食品とそのパッケージからウイルスが輸入されるリスクが存在する。李報道官は、「税関総署はウイルスが検出された海外の食品メーカーに対して緊急予防措置を実施し、その製品の輸入申請の受理を1週間から4週間の間、一時的に停止する。現在、海外食品メーカー・食品流通会社39社に対し、こうした緊急予防措置を取っている」と述べた。
こうした措置と同時に、通関地で予防のための消毒作業を行い、新型コロナウイルスが輸入コールドチェーン食品を通じて中国国内に輸入されるリスクを厳重に警戒している。1月14日0時現在、全国の通関地で予防のための消毒が行われた輸入コールドチェーン食品はパッケージ単位で1317万件に達した。
中国は従業員に新型コロナウイルスの感染者が出た21ヶ国のコールドチェーン食品メーカー124社に対して、製品輸入の一時停止措置を取った。このうち107社は感染が確認された後、自主的に中国への輸出を停止した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月15日