アント集団は11月5日に上海証券取引所のハイテク企業向けの株式市場「科創板」における新規株式公開(IPO)を予定していた。しかしこのほど、同社の経営権を実質的に握る人物、会長、社長が関連当局による監督管理と事情聴取を受け、アントも目下のフィンテック監督管理の環境に変化が生じた等の重大事項を報告した。この重大事項によりアントは新株発行・上場の条件や情報公開の要求に合致しなくなる可能性がある。「科創板の新規株式公開の登録管理規定(試行版)」第26条と「上海証券取引所株式発行上場審査認可ルール」第60条などの規定に基づき、また上場スポンサーの意見を聞いて、アントは上場をしばらく延期すると決定した。アントと上場スポンサーは規定に基づいて公告を発表し、重大事項に関する状況と上場の一時延期を説明しなくてはならない。新華網が上海証券取引所の情報として伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月4日
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