大阪府北部で18日午前に起きた地震の影響で、関西地区の工場が一部停止している。
三菱自動車は、エンジンをつくっている京都製作所で窓ガラスが割れるなどしたため、生産ラインを一時停止した。その後、午前10時半に生産を再開した。
ホンダは鈴鹿製作所(三重県)で安全確認のため一時生産ラインを停止したが、正午までに再開した。
ダイハツ工業は、本社工場(大阪府池田市)と京都工場(京都府大山崎町)で生産を止めている。被害状況は確認中。
農機大手のクボタは、建設機械などをつくる枚方製造所(大阪府枚方市)で18日の操業をやめた。点検作業をする管理職を除く従業員約1500人に自宅へ戻るよう指示した。主力の堺製造所(堺市)などは操業している。
敷島製パンは、主力商品「超熟」などをつくり、関西各地のスーパーなどに配送している豊中工場(大阪府豊中市)のラインをとめた。安全確認のため。
ロート製薬はJR大阪駅前のオフィスに勤務する大半の社員が出勤できず、本社機能を東京で一時代替した。大阪市内にある工場の被害はない。
キリンホールディングスの神戸工場(神戸市)は通常通り稼働している。アサヒビールの吹田工場(大阪府吹田市)も被害はない。
サントリーによると、大阪市北区の本社には大きな被害は出ていない。関西の主要3工場の状況確認を進めている。
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いずれも午後3時現在