米ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)が選ぶ「今年行くべき世界の都市2017」に大阪が選ばれた。過去に「関西」として選ばれたことはあったが、単独での選出は初めて。大阪観光局の担当者は「アメリカを代表する日刊紙のウェブサイトで紹介されたことで、英語圏全体から大阪を訪れる方がますます増えるのではないか」と期待を寄せる。
NYTのウェブサイト(
https://www.nytimes.com/interactive/2017/travel/places-to-visit.html
)では、世界中から「行くべき」場所として、52の国や都市などを掲載。カナダやチリのアタカマ砂漠、独ハンブルクなどに続いて、大阪は15番目に紹介されている。
ネオンがともり始めた夕暮れ時の道頓堀の写真と共に、「ミシュランでも紹介された店も多い、食い倒れの街だ」と評した。また、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれる「食博覧会・大阪」(4月28日~5月7日)を紹介した。日本からはほかに、沖縄の島々も選ばれている。
英国の旅行ガイド出版社「ラフガイド」も、このほどウェブサイトに掲載した「トップ10都市」に大阪を挙げている。インスタントラーメン発明記念館(池田市)や大阪城、法善寺横丁に触れ、動画では通天閣周辺や道頓堀のにぎわい、夜景の繁華街を紹介した。(上田真由美)