コーヒーの生豆の袋にあるQRコードを読み取り、焙煎方法を焙煎機に無線で送る=パナソニック提供
パナソニックは4月から、家庭でコーヒーを生豆から焙煎(ばいせん)できる機械の販売と合わせ、専門家が選ぶ生豆を毎月届けるサービスを始める。パナソニックが食品まで提供するのは初めての試みという。
同社の通販サイト「パナソニックストア」でサービスを申し込むと、毎月2、3種類の生豆が届く。生豆の袋にQRコードがあり、スマートフォンのアプリで情報を読み取ると、専門家が提案する焙煎法が2、3種類示される。選んだ方法を無線通信で焙煎機に送り、生豆を機械に入れて煎る仕組みだ。所要時間は13分程度という。
コーヒー豆は煎った後、少しずつ風味が落ちる。焙煎された豆をミルを使って自宅でひく愛好家はいて、パナソニックは自宅焙煎の需要が見込めると考えた。
焙煎機は税込み10万8千円、生豆は200グラム入り3種類セットで5940円。同社の通販サイトで予約を受け付けている。ミルや、コーヒーメーカーなどドリップするための道具は別に準備する必要がある。