千葉県船橋市の少女(当時18)を車に乗せて財布を奪った上、畑に生き埋めにして殺害したとして、強盗殺人と逮捕監禁の罪に問われた少女(19)=船橋市=の裁判員裁判が25日、千葉地裁であり、検察側は無期懲役を求刑した。
検察側は論告で「極めて残虐で悪質な犯行」と指摘し、少女について「中心的で積極的な役割だった」と主張した。
少女の起訴内容は、2015年4月、友人の井出裕輝被告(22)=強盗殺人などの罪で起訴=らと共謀し、千葉市中央区の路上で被害少女を乗用車に乗せて両手足を縛り、現金数万円入りの財布などを奪った上、同県芝山町の畑に事前に掘っていた穴に被害少女を土砂で埋め、窒息死させたというもの。