商務部(省)の高峰報道官は19日に行われた記者会見で、「中国は『環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CRTPP)』への加盟について積極的で開放的な態度を取る」と述べた。中国新聞社が伝えた。
中国が地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に署名した後、発効してまもなく2年になるCRTPPに加盟するかどうかに注目が集まっている。これについて高報道官は、「中国は開放的で透明性が高く、互恵・ウィンウィンの地域レベルの自由貿易の枠組みを建設するよう主張する。どの地域の自由貿易協定についても、世界貿易機関(WTO)のルールに合致し、開放的、包摂的、透明で、経済グローバル化と地域経済一体化の推進にプラスになるものであれば、中国はすべて歓迎する」と述べた。
高報道官は、「中国は制度型の開放に力を入れ、各方面が人類運命共同体の理念を堅持し続け、手を取り合って共同で貿易・投資の自由化・円滑化を推進し、互恵・ウィンウィンと共同発展を実現できることを願う」と述べた。
高報道官はRCEP調印が中日韓自由貿易協定(FTA)の交渉に与える影響について、「RCEPへの調印は中日韓FTA交渉ペースの加速推進のために『良好な条件』を作り出した。中国は日本、韓国とともに、WEB会議や電話会議などの形で話し合いと交流を維持し、中日韓FTA交渉の推進を加速させ、できるだけ早く実質的な成果を得られるよう努力し、市場参入とルールの水準をさらに引き上げ、『RCEPプラス』のFTA締結を願っている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月20日