事故現場は坂でカーブになっている=群馬県下仁田町南野牧
6日午前4時半ごろ、群馬県下仁田町南野牧の国道254号で、大型トラックやタンクローリーなど11台が絡む事故が起きた。県警富岡署によると、大型トラックがガードレールを突き破って崖下に落ちるなどして、男女計3人が軽いけがをした。
署によると、現場は片側1車線の緩いカーブ。当時、路面が凍結していた。始めにスリップしたトラックが対向車線にはみ出し、縁石に衝突。約10分の間に、トラックを避けようとした車や事故で停車していた車への追突などが重なったという。
崖下に転落したトラックを運転していた名古屋市の男性(37)は「路面はがりがりに凍っていてハンドルもブレーキもきかなかった。坂の上から滑って下ることしかできなかった」。その後も事故が続いたといい「上の方で警察官が車を止めようとしていたけど、スリップして止まれなかったようで、ドカンドカンとすごい音を立てて玉突き事故になっていた」と事故当時の状況を話した。