数字で見る諫早湾干拓事業 国の干拓事業で、諫早湾(長崎県)を鋼板で閉め切った「ギロチン」から14日で20年。国内最大級の干潟は農地になったが、湾を含む有明海は漁業不振が深刻化し、海の再生などに多額の公費投入が続く。巨費を投じた大型事業は、今も先が見えない。 特集:諫早湾干拓事業 2008年に完成した干拓事業。今も続く支出のうち、最も規模が大きいのが有明海再生事業だ。 湾が閉め切られた3年後の00年、有明海特産のノリが大凶作に見舞われた。干拓事業との因果関係を調べるため、農林水産省の第三者委員会は、短・中・長期の開門調査を提言した。 だが、農水省は中長期の開門をしない代わりに再生事業を始めた。02~16年度の事業費(予算ベース)は計498億円。海底に砂を入れて耕したり、干潟に潮の流れをよくする水路を築いたりしている。 もう一つの大きな支出は、堤防の内側の調整池の水質改善だ。淡水化され、干拓地の農業用水になるが、生活排水などが流れ込むと水質が悪化しやすい。 そこで、長崎県などが周辺の下水道整備や水質浄化を進めてきた。04~15年度に国と自治体合わせて352億円(決算ベース)の公費を投じてきた。それでも池では毎夏のようにアオコが大量に発生している。 海の再生も池の水質改善も十分な効果が上がらないまま、毎年続いている。 調整池のアオコの調査を続ける熊本保健科学大の高橋徹教授(海洋生態学)は「病気なら検査して、診断し、効果のある治療法を選ぶ。有明海の異変では検査にあたる開門調査をしていない。それ抜きでは効果的な対策も不可能なのに、あてどもなく血税が投じられている」と話す。 公金投入は、こうした事業だけにとどまらない。 干拓事業をめぐっては複数の訴… |
先見えぬ諫早干拓事業、続く税金投入 閉め切り20年
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