熊本県産山村のソーセージと、福岡名産のめんたいこを組み合わせた商品の試食コーナー=福岡市の博多阪急
熊本地震から14日で1年を迎えた。福岡市内の百貨店では、熊本の名産をそろえた催しが開かれている。
特集:熊本地震
「九州を元気に! 熊本・大分応援フェア」が開かれている博多阪急の地下1階食料品売り場。ソーセージが焼ける匂いが漂う。福さ屋のめんたいこを3割練り込んだ、熊本県産山(うぶやま)村の肉の直売所「焼肉 正」の商品だ。
「肉のうまみに、後からめんたいこの辛さが来る。おいしい」と、試食した福岡県新宮町の会社員、石松英里さん(27)。「地震からちょうど1年で、九州として応援できていい」
博多阪急では、熊本・阿蘇地域の特産品と、博多の八つのめんたいこブランドが連携。南阿蘇村のいちごジャムと組み合わせた塗って食べるクリームなど、18種類の商品を開発した。フェアは18日(めんたいこ関係は16日)まで。
福岡・天神の福岡三越と岩田屋も、ハムや阿蘇高菜漬けなど、被災地の特産品を集めた。それぞれ17日、18日まで。
ローソンは、熊本産のトマトとバジルでアレンジした「でからあげクン ピザ味」を今月上旬から約1カ月の期間限定で全国で販売中だ。くまモンの絵付きのパッケージ。1個の販売につき1円を、日本赤十字社を通じて義援金として寄付するという。(山下裕志)