羽生結弦=林敏行撮影
フィギュアスケートの世界国別対抗戦は20日、東京・国立代々木競技場で開幕する。日本は男子の羽生結弦(ANA)と宇野昌磨(中京大)、女子の三原舞依(神戸ポートアイランドク)と樋口新葉(東京・日本橋女学館高)、ペアの須藤澄玲(神奈川ク)、フランシス・ブードロオデ(カナダ)組、アイスダンスの村元哉中(かな)、クリス・リード組(木下ク)が出場する。
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今季を締めくくる最終戦で、来年の平昌五輪団体戦の前哨戦となる。今季の主要国際大会の成績をもとにした上位6カ国(カナダ、ロシア、米国、日本、中国、フランス)で争う。勝敗は各種目のショートプログラム、フリーの順位に応じて与えられるポイントの合計点で決まるため、総合力の勝負になる。
3連覇を狙う米国は男子で四大陸選手権優勝のネーサン・チェン、女子で世界選手権4位のカレン・チェンらが入った。2014年ソチ五輪団体金メダルのロシアは女子で世界選手権2連覇のエフゲニア・メドベジェワ、カナダは男子でパトリック・チャン、女子でガブリエル・デールマンら、世界選手権の上位勢がエントリーした。3大会ぶりの優勝を目指す日本は、世界選手権優勝の羽生、同2位の宇野を擁する。ペア、アイスダンスでどこまでポイントを伸ばせるかが鍵を握る。(野田枝里子)