犬飼兵衛記者が上着のポケットに入れていたボールペン。軸の真ん中より下の部分に弾が当たり、ひしゃげている。左は同型のもの=兵庫県西宮市、水野義則撮影 ■襲撃事件資料室を歩く:中 30年前、朝日新聞阪神支局襲撃事件で重傷を負った犬飼兵衛記者(72)が取材で使っていたステンレス製ボールペン。 【パノラマ写真】360度、朝日新聞襲撃事件資料室を歩く タイムライン:記者襲撃、あの夜から 特集:阪神支局襲撃から30年 1987年5月3日夜、目出し帽をかぶった男に散弾銃で撃たれたとき、上着の左の内ポケットに入れていた。軸の真ん中より下の部分に弾が当たり、ゆがんでいる。できた穴は11個。表面は変形し、銀色の輝きを失っている。 犬飼記者は2、3メートルの距離から200個以上の散弾粒を浴びた。右手の小指と薬指を失い、左ひじや腹部にも鉛の粒が侵入した。そのうちの1個は心臓まで2ミリのところで止まり、致命傷にならなかった。 このボールペンと一緒にポケットに入れていた財布が「盾」となった。 財布は光沢のある茶色でヤツメウナギの皮製。よく見ると、散弾による小さな穴が複数開いている。財布の中に入れていた運転免許証や名刺にも同じような跡がある。搬送先の病院で同僚が財布を手に取ると、中から散弾粒15個が床にこぼれ落ちた。 犬飼記者は事件から1年後、兵庫県淡路島の洲本支局長として取材の第一線に復帰した。「ボールペンと財布が命を守ってくれた」。そう語っていた。 阪神支局襲撃後、東京都内の二… |
心臓まで2ミリで止まった散弾 記者のペンと財布が盾に
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