模擬挙式に参加した人たち=30日午後、東京都世田谷区、川村直子撮影
愛し愛されて生きる喜びを共に祝福しよう――。セクシュアリティーを問わず結婚式を模擬体験する「だれでも☆ウェディングフェスティバル」が30日、世田谷区内であり、LGBTのカップルらが参加、会場は熱気に包まれた。
6年前に発足した「Juerias(ジュエリアス) LGBT Wedding」で、LGBTカップルの結婚式をプロデュースしてきた本間創一代表(28)らが企画。自身も両性愛者で「多様な結婚式の形を広げることで、社会に性的少数者の『結婚』をアピールしていきたい。法的な整備も進めば」と話す。
フォトウェディングや模擬挙式のほか、公正証書の作成相談や里親制度など、家族になる上での悩みを話し合う座談会もあった。
昨年パートナーと結婚式を挙げた、さいたま市の稲垣晃平さん(25)は「自分も最初は不安だった。こうした場に出ることで、間接的にでも誰かを勇気づけられれば」と参加した。
ゴールデンウィーク中、性的少数者への理解を進めるイベント「東京レインボープライド2017」が都内を中心に行われている。各イベントの詳細は、ホームページ(
http://tokyorainbowpride.com/
)で。(川村直子)