盆栽形のサンバイザー「盆バイザー」をかぶる児童と「ボンクラ」メンバーの五葉松レナさん(左端)=高松市
盆栽の魅力を世界に発信しようと、高松市の民間団体が考案したオリジナルのダンスミュージック「盆栽たいそう」が注目を集めている。ユーチューブの動画の再生回数は1万回を超え、地元の小学校では運動会で披露しようと、子どもたちが練習を重ねている。
国内有数の盆栽の産地、高松市鬼無(きなし)地区の市立鬼無小学校。9日午前、1、2年生の児童約100人が体育館に集まった。
尺八や和太鼓の音が交じるテンポのいい音楽にあわせ、みんなで盆栽を剪定(せんてい)するイメージで指をチョキチョキと動かしたり、胸の前で腕をぐるぐると回して針金を巻きつける動きを表現したり。児童らは足を高く上げてぴしっと止める練習などを繰り返し、キレのある動きに磨きをかけた。
考案したのは、2015年に高松市のデザイナー田村享昭(たかあき)さん(35)が立ち上げた「盆人(ぼんじん)プロジェクト」。盆栽の魅力を広めるにはダンスと音楽をユーチューブに投稿するのが一番の近道と聞いた田村さんは、盆人の仲間らとともに、和を感じさせる音楽と、盆栽を育てる動きを採り入れた体操を編み出した。
昨年6月、高松市にある国の特…