英マンチェスターの爆弾テロ事件で23日、各国首脳からはテロ行為への非難が示された。
終演直後に爆音、観客パニック 英爆発、床にボルト散乱
英コンサート会場で爆発、22人死亡 自爆テロか
米国のトランプ大統領は、訪問先のパレスチナ自治区でアッバス議長との会談に際し、「英国の人々と完全に結束する」と強調。容疑者を「邪悪なルーザー(敗北者)」と非難し、「テロリストとその支援者を永遠に我々の社会から駆逐しなければならない」と語った。ホワイトハウスによると、トランプ氏はメイ英首相と電話で会談し、捜査の支援を申し出るとともに、テロとの戦いで協調していくことを確認したという。
フランスのマクロン大統領は「戦慄(せんりつ)と悲しみをもって知らせを聞いた。英国民に連帯の気持ちを伝えたい」。ドイツのメルケル首相も「このようなテロは、私たちの結束を強めるだけだ」との声明を発表した。
イタリアのジェンティローニ首相は、今月末の伊南部シチリア島での主要7カ国首脳会議(G7サミット)で「反テロを誓う、強いメッセージを発信するよう動いている」と表明。ロシアのプーチン大統領は、英国のメイ首相に「反テロ協力を多国間の枠組みで広げていかなければならない」と伝えた。