韓国の7人グループ「防弾少年団」=29日、ソウル・ロッテホテル、武田肇撮影
韓国の男子7人組のヒップホップグループ「防弾少年団」が、米国のヒットチャート「ビルボード・ミュージック・アワード」の賞を受賞し、29日、ソウルで記者会見を開いた。韓国の音楽アーティストの受賞は2013年に大ヒット曲「江南(カンナム)スタイル」の歌手PSY(サイ)が受賞して以来。30日から日本で公演ツアーをするメンバーは「日本のファンの皆さんにも感謝申し上げる」と語った。
防弾少年団は2013年に韓国でデビュー。全員が1990年代生まれで、グループ名は「10代や20代に向けられる抑圧や偏見を防いでくれる少年たち」という意味。ラップに乗せた刺激的な歌詞やメッセージが国境を越えて若い世代の人気を集め、日本でもアルバム「血、汗、涙」などがベストセラーになっている。21日、米ラスベガスで開かれた「2017年 ビルボード・ミュージック・アワード」で「トップソーシャルアーティスト賞」を受賞した。
ソウルでの記者会見で7人はトロフィーを披露し、「ビルボードに出席できただけでも光栄なのに賞までもらって夢のようだ」(ジミン)、「先輩たちが先にK―POPの道を開いてくれたから賞をもらえた。ぼくらも後輩のために努力する姿を見せたい」(ジン)とそれぞれ喜びや抱負を語った。最年少の19歳のジョングクは、ツイッターのフォロワーが600万人を超えたと説明し「フォロワーが千人になって喜んでいたのがつい昨日のことのようです」と振り返った。
韓国では、7人が大手芸能事務…