カカオトークのスタンプ=Copyright(C)The PyeongChang Organizing Committee for the 2018 Olympic and Paralympic Winter Games, 2016
2020年東京五輪・パラリンピックの大会マスコットが8月にウェブで公募され、来年3月に決まる。全国の小学生にも投票に加わってもらって選ぶ構想だ。一方、18年の韓国・平昌(ピョンチャン)大会のマスコットは、公募では決まらず、運営側の専門家が作製。宣伝戦略が奏功し、少しずつ受け入れられ始めているようだ。
五輪マスコット、8月からデザイン公募 来夏に正式発表
史上初、五輪マスコットは児童が選ぶ 全小学校で投票へ
平昌大会のマスコットは、白虎の「スホラン」とツキノワグマの「バンダビ」。今年2月、平昌郡の地元イベントで、五輪をPRするブースがあり、「2匹」のパネルが笑顔を振りまいていた。
平昌の西、原州(ウォンジュ)市からきた牧師、金然国さん(36)は、パネルの前に子どもを立たせて写真を撮った。「初めて見ました。かわいいと思う」。妻の黄宥奈さん(34)は、虎と熊が韓国の建国神話に登場することから「韓国っぽくていいですね」と話した。
大会組織委員会は14年、いったんはデザインを公募した。目新しさなどを基準に選考したが、ふさわしい作品がなかったという。独自調査で人気が高かった虎と熊を題材に、競争入札で契約したデザイン会社と数人の専門家チームがつくりあげた。子どもに好かれるようかわいさを追求し、オリジナリティーを出すため、虎は白虎にしたという。
今年1月、スケートやスキーな…