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ジャズピアニストで数学者 中島さち子の論理と感性

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-5-31 13:15:36  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


ジャズピアニストの中島さち子さん=長島一浩撮影


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■ジャズピアニスト・数学者 中島さち子さん


小さい頃から、ピアノを即興で自由に弾くのが好きでした。中学時代に数学にはまったのも、発想の自由さにワクワクしたから。大学は数学科に進みましたが、即興好きが高じてジャズ研究会にはまり、ジャズピアニストに。最近は「数学×音楽」の教育講演なども手がけています。


数学とジャズって、似ています。どちらも論理と感性の間を行き来しながら、常に過去を脱ぎ捨てて、新しいものを生み出そうとするからです。


数学は、論理が全てと誤解されやすいですが、実は情緒的な学問です。学校で定理を習うのも、そもそもそれに気がついた人がいるから。感性をフルに使って多様な角度から世界を見ていると、ある日ふと、大切な本質が見えてくる。世界的な数学者だった故・岡潔さんは、数学は、道端に咲く花に気づく情緒を養うために必要な教育だと言われました。凝り固まった先入観から自分を解き放ち、自由な視点で瞬間を捉える。まさにジャズです。


逆に、ジャズの即興はとにかく自由だと思われがちですが、普段から頭も使って自分の引き出しを増やしておく必要があります。より自分らしい音色を模索したり、色々な弾き方を試したりしておかないと、展開がマンネリ化してしまいます。多彩な音やリズムなどを左脳に沈めておきながら、無意識になって感性を全開にしてこそ、魔法のブレークスルーが生まれるのです。


21世紀は、これまで異分野とされてきたもの同士をつなげて新しいものを生み出していく、クリエーティブな時代。数学やジャズが果たせる役割は、大きいと感じます。マニュアルのない問いに自由な発想から試行錯誤し、時には失敗や偶然の産物から心が動いたり道が開けたりして、奇跡の瞬間につながっていく。そんなイノベーションの疑似体験が、数学やジャズはできるのです。公式を覚えて使うだけなら、機械ができる時代。学校でも、こうした論理と感性が交錯する体験や、発想力を育むことに重きを置いて、人生やビジネスに生かす教育をしていくといいのではと考えています。


人生の旅路のように、ジャズや数学の世界は奥深く、面白さは尽きない。何度も苦難にぶつかっては初心に立ち返り山を越える、の繰り返しです。私の場合、数学オリンピックに出た際も、数学を深く掘り下げるほど心躍る世界が見える喜びにただただ夢中になっていたからこそ、結果につながったのだと思います。いまジャズの即興でも、人と人が今という瞬間を一緒に創るだいご味に無心に立ち返れた時、やっぱり良い音楽になりますね。(聞き手・吉川啓一郎)



〈なかじま・さちこ〉 1979年生まれ。東大数学科卒。高校2年で国際数学オリンピック金メダル。著書「人生を変える『数学』そして『音楽』」、CD「希望の花」など




 

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