コンピューターウイルス「ランサムウェア」を自作したとして、大阪府高槻市の中学３年の男子生徒（１４）が５日、不正指令電磁的記録作成・保管の疑いで神奈川県警に逮捕された。県警によると、生徒はウイルスの作り方を「独学した」と供述。必要な素材を海外のサイトから集め、３日間で完成させたという。

身代金ウイルス作成容疑、中３を逮捕「力試しに作った」

中高生のサイバー事件増加 「尊敬される」「有名に」

ランサムウェアは、パソコン内のデータを暗号化して閲覧できなくし、元に戻すことと引き換えに金銭の支払いを要求するウイルス。多くの種類があり、５月に起きた世界規模のサイバー攻撃でも使われた。

県警によると、生徒は１月、自宅のパソコンでランサムウェアを作成し、保管した疑いがある。ランサムウェアの作成容疑での摘発は全国初。生徒は容疑を認めたうえ、「自分の知名度を上げたかった」と動機を説明しているという。

生徒が作成したランサムウェア…