大学生がはねられた現場を調べる捜査員=4日午前8時16分、千葉県白子町驚、村井隼人撮影
4日午前2時半ごろ、千葉県白子町驚の県道で、道路脇を歩いていた大学生の男女10人の列に乗用車が突っ込み、男性2人、女性2人の計4人がけがをして病院に搬送された。消防によると、このうち女性(19)が意識不明の重体で、搬送時は心肺停止状態だったという。
県警は、車を運転していた同県八千代市島田台、自称アルバイトの勝間萌容疑者(21)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。「酒を飲んで何人かをはねる事故を起こした」などと供述しているという。
県警によると、10人は10~20代で、いずれも上智大学のバレーボールサークルのメンバー。3日から合宿で現地を訪れ、当時は近くの海に歩いて向かっていたという。現場はセンターラインがある片側一車線の直線道路。乗用車が進行方向左側の路側帯を歩いていた学生らをはねたという。
現場は九十九里浜の白子海岸から西に約3キロで、田んぼや住宅が点在する地域。近くには白子温泉や国民宿舎白子荘があり、夏場は海水浴やサーフィン、テニスなどを楽しむ人でにぎわう。