ラグビー日本代表に復帰するリーチマイケル
ラグビーのリポビタンDチャレンジカップで、28歳のFWリーチマイケル(東芝)が日本代表に復帰する。2015年ワールドカップ(W杯)で南アフリカを破り3勝を挙げたチームを主将として引っ張った後、代表活動から離れていた。「新しいメンバー、新しいコーチ、新しい代表の環境でやるのは、新鮮で楽しい」と話し、10日のルーマニア代表戦(熊本・えがお健康スタジアム)にフランカーで先発する。
スーパーラグビーで、リーチは日本のサンウルブズではなく、強豪のチーフス(ニュージーランド)の中心選手として経験を積んできた。今月の合宿から代表に合流し、キックを織り交ぜる日本の新しいスタイルに慣れようとしている。日本の堀江翔太主将は「リーチと初めて一緒にプレーする選手は、尊敬する部分があるはず。そういう人の声に、選手は一番納得する。信頼してリーダーを任せられる」と期待する。
リーチは代表から一度離れたことで、再び桜のジャージーを着て勝ちたい気持ちがわいてきたという。東海大の後輩で21歳のFB野口竜司らと一緒に戦う。「どんどん若い選手が出てきて楽しみ」と言い、日本で開かれる19年W杯での代表入りについても「だいぶ強くなった」と意欲をみせている。(森田博志)