安倍晋三首相は12日午前、大分県日田市を訪れ、豪雨の被災現場を視察した。防災服を着た首相は、JR久大線の鉄橋が流された花月川で、JR九州の青柳俊彦社長や国土交通省九州地方整備局の担当者から被害状況について説明を受けた。
この後、避難所となっている市の複合文化施設を訪れ、「どうか健康に気をつけて」などと避難者に声をかけた。市役所では広瀬勝貞・大分県知事らと意見交換し、首相は「避難所の環境改善、住まいの確保など生活支援に全力を尽くす。インフラ復旧を含め、復興・復旧に力を尽くし、安心して生活できる環境を取り戻していく」と述べた。午後には福岡県東峰村と朝倉市の被災現場を視察する予定だ。