天皇、皇后両陛下が10月、九州北部豪雨で被害を受けた福岡、大分両県をお見舞いに訪れる検討が進んでいることが、宮内庁関係者への取材でわかった。両陛下は10月28~30日に「全国豊かな海づくり大会」出席で福岡県を訪れる予定がもともとあった。出発を1日早め、両県へのお見舞いにあてるとみられる。
両陛下は発生直後から被害状況を気にかけ、早い時期の訪問を希望していた。計画では、10月27日に被害が大きかった福岡県朝倉市、大分県日田市を訪問し、県知事から被災状況を聞き、被災者を見舞う。被災現場の視察も検討中だ。
27日夜は北九州市に宿泊し、29日から全国豊かな海づくり大会の関係行事などに出席。30日に帰京する。(島康彦)