立憲民主党の第1次公認発表の記者会見で、質問に答える枝野幸男代表(左)。右は福山哲郎幹事長=6日午後5時37分、東京・永田町の参院議員会館、岩下毅撮影
新党「立憲民主党」(代表・枝野幸男元官房長官)は6日、衆院選の第1次公認として62人の擁立を発表した。うち14人が「希望の党」から排除されるなどした民進党出身の前職。立憲と希望の候補が競合するのは40選挙区に上る見通し。
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国会内で記者会見した枝野代表は「責任の重さを感じている。『政治状況を変えてほしいのに受け止めてくれる政党がない』という声に応えるため、我々の思いを訴えていく」と述べた。希望から公認された民進出身者の選挙区への対立候補擁立は見送った。
一方、共産党の小池晃書記局長は同日、小選挙区で公認した64人を取り下げ、立憲や社民党、安全保障法制に反対する元民進の無所属との間で候補者の一本化作業を終えたと発表した。
■立憲民主党が6日に発表した1次公認候補
●前職(14人)
荒井聰(北海道3)▽佐々木隆博(北海道6)▽枝野幸男(埼玉5)▽篠原豪(神奈川1)▽阿部知子(神奈川12)▽落合貴之(東京6)▽長妻昭(東京7)▽初鹿明博(東京16)▽菅直人(東京18)▽西村智奈美(新潟1)▽近藤昭一(愛知3)▽赤松広隆(愛知5)▽辻元清美(大阪10)▽高井崇志(岡山1)
●元職(16人)
本多平直(北海道4)▽岡島一正(千葉3)▽生方幸夫(千葉6)▽海江田万里(東京1)▽井戸正枝(東京4)▽手塚仁雄(東京5)▽末松義規(東京19)▽山花郁夫(東京22)▽吉田統彦(愛知1)▽村上史好(大阪6)▽森山浩行(大阪16)▽山本剛正(福岡1)▽山内康一(福岡3)▽矢上雅義(熊本4)▽横光克彦(大分3)▽川内博史(鹿児島1)
●新顔(32人)
道下大樹(北海道1)▽池田真紀(北海道5)▽神谷裕(北海道10)▽石川香織(北海道11)▽岡本あき子(宮城1)▽長谷川嘉一(群馬3)▽山川ゆりこ(埼玉3)▽樋口博康(千葉2)▽山田厚史(千葉5)▽石塚さだみち(千葉7)▽宮川伸(千葉13)▽高橋野枝(神奈川2)▽早稲田夕季(神奈川4)▽中谷一馬(神奈川7)▽小林弘幸(山梨2)▽松尾明弘(東京2)▽吉田晴美(東京8)▽鈴木庸介(東京10)▽前田順一郎(東京11)▽北條智彦(東京13)▽高橋斉久(東京24)▽山下容子(東京25)▽青山雅幸(静岡1)▽日吉雄太(静岡7)▽村上賀厚(大阪1)▽尾辻かな子(大阪2)▽長尾秀樹(大阪5)▽松井博史(大阪8)▽姜英紀(大阪13)▽桜井周(兵庫6)▽亀井亜紀子(島根1)▽坂本史子(山口3)
【注】敬称略。かっこ内は小選挙区