パ・リーグの最優秀防御率と最多勝の2冠を獲得した西武の菊池
セ、パ両リーグのレギュラーシーズンが10日、終了した。すでに順位は確定しており、各リーグ上位3チームが14日からのクライマックスシリーズに進出する。
最新の試合結果はこちら
個人タイトルは、パの投手部門で菊池(西)が最優秀防御率と最多勝の2冠を初めて獲得。最多勝は東浜(ソ)と分け合った。打撃部門ではデスパイネ(ソ)が本塁打王と打点王の2冠。秋山(西)が首位打者と最多安打に輝いた。則本(楽)は4年連続の奪三振王で、年間最多セーブ記録を更新したサファテ(ソ)は3年連続のタイトル獲得。柳田(ソ)も3年連続で最高出塁率となった。
セの打撃部門はすべての選手が初受賞。首位打者は5年目で28歳の宮崎(D)、本塁打王は来日1年目のゲレーロ(中)、打点王はロペス(D)が獲得した。投手部門は菅野(巨)が最優秀防御率と最多勝の2冠。昨季まで通算4勝の薮田(広)は規定投球回数には届かなかったが、15勝3敗で勝率第1位に。最多セーブはドリス、最優秀中継ぎは桑原、マテオの阪神勢がともに初受賞した。
則本(楽) 史上4人目となる4年連続の最多奪三振。「偉大な先輩たちと比較してもらえるし、光栄です。ただ、三振は直接、勝敗にはつながらない。三振以外の数字も伸ばしたい」
東浜(ソ) 5年目で初の最多勝獲得。「野手が点をとってくれ、中継ぎがしっかり抑えてくれたから、こういう賞が頂けると思う。感謝したい」
サファテ(ソ) 年間最多セーブのプロ野球新記録で3年連続のタイトル獲得。「チームが勝っている証し。個人よりチーム全員で勝ち取ったタイトル」
千賀(ソ) 7年目で勝率第1位の初タイトル。「感謝の一言。少しでも上の投手になれるように日々努力と思います」
岩崎(ソ) 10年目で初の最優秀中継ぎ。「1年間頑張ってきた証しがこのタイトルだと思う。頑張ってきてよかった」
デスパイネ(ソ) 本塁打王と打点王の2冠。「優勝することと、チームに貢献することが目標だった。数字はついてくると思って毎試合出場していた」
柳田(ソ) 3年連続の最高出塁率。「自分の力で上げていけるやりがいもあって、長打率と併せていつも意識していた。来年も再来年もトップをとれるように頑張っていきたい」
菊池(西)「けがもなく、ローテーションを守ることができた。1年間バッテリーを組んでくれた炭谷さん、いつも守っていただいている野手に感謝したい」
秋山(西)「非常にうれしい。一番多くの打席に立った中で、首位打者を獲得できたことは意味のあることに感じる」
菅野(巨) 「最優秀防御率は一番こだわっていた数字なのでうれしい。これまで調子が上がらなかった夏場に成績を残せたことが大きかったと思う」
薮田(広) 「負けを消してもらったことがいっぱいあるので、野手のおかげ。カープだからできたこと。1年間投げられたことが一番うれしい」
ロペス(D) 「数字は意識していない。最後の1カ月はCSにいくことしか考えていなかった。けがなくシーズンを通して出られたのがよかった」
桑原(神) 1軍登板なしの昨季から一転、最優秀中継ぎの初タイトル。「(同僚の)マテオとどっちかが取れたらと思っていたけど、一緒でよかった」