女子SPで演技をする山下真瑚=25日、前橋市
フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権が25日、前橋市であり、女子ショートプログラム(SP)は、山下真瑚(グランプリ東海ク)が大きなミスなくまとめ、65・13点で首位発進した。荒木菜那(中京大中京高)は61・51点で2位。来月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルに出場する紀平梨花(関大ク)は57・89点で6位と出遅れた。本田真凜(大阪・関大高)の妹の望結(大阪・関大中)は52・57点で15位となり、26日のフリーへ進んだ。
本田望結、全日本ジュニアに初出場 真凜の妹
最終滑走の山下は冒頭の2連続3回転ジャンプを着氷。後半の2本のジャンプも決め、スピンは最高のレベル4をそろえた。「ほっとした。楽しく滑れた」と振り返った。
紀平は、3回転フリップの後に連続ジャンプをつけられず、点数が伸び悩んだ。午前中の練習の失敗のイメージを引きずったといい、「いつもと違う緊張感があった。フリーは練習から自信をつけたい」と話した。
男子SPは、西日本ジュニア選手権を制した須本光希(大阪・浪速高)が67・34点で首位、三宅星南(せな)(岡山理大付高)が66・09点で2位につけた。昨季世界ジュニア選手権代表の島田高志郎(木下ク)は左足内転筋・肉離れの治療のため、棄権した。