安倍晋三首相
安倍内閣で2016年に閣僚を務めた国会議員の約4割が、収入1千万円以上の政治資金パーティーを同年中に開いていた。安倍晋三首相や麻生太郎副総理ら政権トップも、年間6千万円以上の収入を得ていた。閣僚には大規模パーティーの自粛が求められているが、なぜなのか。
総務省などが公表した政治資金収支報告書から、明らかになった。国会議員本人が代表を務める政党支部と資金管理団体の政治資金収支報告書を調べたところ、16年8月の内閣改造を挟んで在任した閣僚31人のうち13人が、収入1千万円以上のパーティーを開いていた。
安倍首相は「朝食会」を3回開き、計6829万円を集めた。いずれも1回の収入は2千万円超。「ポスト安倍」の一人とされる岸田文雄・自民党政調会長(当時外相)もパーティー収入が計9817万円。2千万円以上の収入が3回あった。
麻生太郎副総理兼財務相は同年…