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世界を歩いた記者が見た厳しい現実 いま求められる助け

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2018-5-21 14:04:28  点击:  切换到繁體中文

 

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頭に薪を載せ、国内避難民保護区に戻る人たち=2018年5月3日夕方、南スーダン北部ベンティウ、杉本康弘撮影



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ISとイラク軍などの戦闘が最後まで続いたモスル旧市街のミダン地区に落ちていたISの旗。上下は逆さま=2018年1月14日、イラク北部モスル



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過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘で銃声が鳴り響くなか、砂ぼこりで真っ白になって避難するイラクの親子。できる限りの家財道具を両手に抱えて命からがら国境を越えてくる、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャの難民……。


フォトギャラリー特集:「杉本康弘 世界の現場を歩く」


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ダマスカス門の近くでイスラエルの警官に倒される男性(中央)=2017年12月8日、エルサレム旧市街



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バルカリキャンプにある栄養失調の子どものための施設で、体重計のおけに乗せられるロヒンギャのジェスミンちゃん(1歳半)=2017年11月19日、バングラデシュ南東部コックスバザール郊外



国際報道部に在籍した昨年4月以降、延べ17カ国を訪れ、紛争地や難民を中心に取材をしてきた。現場で見えてくる風景はつらく厳しい現実だ。それは避難民テントで、道路脇で、病院の一室で、傷つき疲れ果て、明日への不安に満ちた人々の姿だった。


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住民投票が終わり、KRGの旗を持って街頭に繰り出した女性。携帯電話で記念撮影していた=2017年9月25日、イラク北部アルビル



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アサド政権軍と反体制派の戦闘の最前線だったシリア北部アレッポのアレッポ城前広場では、政権側の「勝利集会」が開かれていた。政権と共闘したイランの国旗を持った男性が城から降りてきた=2017年8月10日、シリア北部アレッポ



事実上の内戦状態に陥っている南スーダン。2017年5月に訪れた首都ジュバの病院では、栄養失調とマラリアに苦しみ、顔にたかるハエを追い払うこともできない子どもがベッドで力なく横たわっていた。寄り添う母親もマラリアにかかり、添い寝をするのがやっとだった。


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テロ現場で献花場となったランブラス通りの場所に「我々バルセロナ消防は恐れない。いつもあなたたちといる」と書き込まれた消防ブーツが置かれていた=2017年8月19日、スペイン・バルセロナ



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ISが支配するモスルの旧市街から、Vサインをして避難してきた女性と子ども=2017年7月2日、イラク北部モスル



17年12月、トランプ米大統領が、在イスラエル米大使館をエルサレムに移転すると発表した。東エルサレムを将来のパレスチナ国家の首都とするパレスチナ人は猛烈に反抗した。パレスチナ自治区ガザ地区で繰り広げられたデモにイスラエル軍は空爆で応え、1歳にも満たない男の子が頭に大けがをした。


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ジュバ市内のアル・サバ病院にやってきた1歳3カ月のマリト・アダトちゃん。栄養失調で腕と足がやせ細っていた。診察のため、看護師に抱かれ、体重計につり下げられた=2017年5月24日



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国民戦線のルペン候補の演説会に参加する女性=2017年5月6日、パリ郊外



どんなに厳しい現実を取材しても、私は家族や仲間が待つ日本に帰ることができる。しかし、彼らの現実は消えない。彼らの「今」を記録して残すことこそが大事だと思った。彼らは世界の助けを求めている。助けが必要なのだ。(機動特派員・杉本康弘)



 

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