追悼集会で手を取り合って犠牲者に祈りを捧げる高校生ら=18日、米テキサス州サンタフェ、金成隆一撮影
米国で相次ぐ銃の乱射事件。18日はテキサス州の高校が現場になった。殺人などの容疑で逮捕された男子生徒の犯行動機は明らかではないが、計画的な犯行だった可能性も浮上している。過去の乱射事件との類似点も多く、米国の銃をめぐる問題の根深さが改めて浮き彫りになった。
テキサスの高校で銃撃、8人以上死亡 容疑者は同校生徒
地元警察に逮捕された容疑者は、普段は口数が少なく、目立たない同校の生徒だったという。目撃した生徒の証言として、教室に入るなり隠し持った銃で発砲を始め、床に倒れている女子生徒の頭を撃っていたという報道もある。死者は少なくとも10人に上った。
ワシントン・ポスト紙によると、取り調べに「自分の思いを伝えてもらうため、気に入っている生徒は撃たなかった」と供述したという。
アボット州知事によると、容疑者はパソコンなどに日記をつづり、今回の襲撃計画についても書いていた。犯行後に自殺する計画も書き込んでいたという。
AP通信によると、容疑者のフェイスブックには、米海兵隊に来年入る計画が書き込まれていたが、実際に申し込んでいた形跡は確認されていないという。容疑者はビデオゲームに関心があり、特に戦争を体験するタイプのゲームを好んでいたという。
フェイスブックには4月30日…