キューバの首都ハバナで18日正午(日本時間19日午前1時)すぎ、キューバ航空の旅客機が空港を離陸した直後に墜落した。犠牲者は100人を超すとみられる。
キューバ・ハバナで旅客機が墜落 犠牲者100人超か
AFP通信によると、ディアスカネル国家評議会議長が現場を訪れ、「乗客104人、乗員9人が搭乗していた。多くの犠牲者が出るだろう」と語った。ただ、搭乗者数については合計110人など複数の情報がある。
キューバ共産党機関紙グランマは、生存者は女性3人で、病院に搬送されたと報じた。ただ、多量の出血や全身のやけどなどで、いずれも重体だという。
グランマがホームページに掲載した墜落直後とされる動画には、大きな爆発で炎が上がり、黒い煙が立ち上る様子が映っている。
墜落した旅客機は国内線で、ハバナから670キロ離れた東部オルギンに向かう予定だった。メキシコ当局の発表によると、機体は1979年製のボーイング737型機。メキシコの航空機チャーター会社が所有し、キューバ航空が借り受けて運航していた。
現地報道などによると、乗客のほとんどがキューバ人だったとみられる。乗員にメキシコ人がいたほか、アルゼンチン人も搭乗していた模様だ。
在キューバ日本大使館は、日本人が含まれていないか確認を急いでいる。(サンパウロ=岡田玄)