朝日新聞社と日本高等学校野球連盟は、第100回全国高等学校野球選手権記念大会を8月5日から21日まで(雨天順延)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催します。代表校は、例年2校が出場している北海道、東京に加え、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡の7府県からも2校ずつ出場。史上最多となる56代表校が出場します。
開会式は5日午前9時から。今回も連日、小中学生らを無料招待する「ドリームシート」をバックネット裏に設けます。準々決勝翌日の19日は休養日とし、決勝は21日午後2時開始予定です。
組み合わせ抽選会は2日午後4時から大阪市北区のフェスティバルホールであり、3回戦までの対戦を決めます。今回は代表校数が多いため、入場証をもつ代表校関係者のみが抽選会場に入場できます。準々決勝以降の組み合わせは、3回戦、準々決勝にそれぞれ勝ったチームが試合直後にくじを引いて決めます。
バックネット裏の中央特別指定席などの入場券前売りに関するお知らせは6月中旬に紙面掲載します。
この大会は、1915(大正4)年、大阪・豊中グラウンドで始まり、野球を通じた青少年の健全育成を目的にしています。代表校を決める地方大会は6月下旬から始まります。
主催 朝日新聞社
日本高等学校野球連盟
後援 毎日新聞社
特別協力 阪神甲子園球場
◇
第100回全国高等学校野球選手権記念大会の開催要項は次の通り(要旨)。
1 日程
《地方大会》全国47都道府県の高校野球連盟と朝日新聞社の本社、あるいは支社、各総局とが協議して決める。
2 運営
《全国大会》日本高校野球連盟と朝日新聞社が適任者を選んで運営委員会を構成、大会運営に当たる。
《地方大会》各都道府県高野連と朝日新聞社の本社、あるいは支社、各総局とが運営委員会を設け、大会の運営に当たる。
3 登録選手
《全国大会》1校18人以内とする。
《地方大会》原則として全国大会に準ずる。しかし、各地方大会の運営委員会による協議で、ある程度の増員ができる。
4 健康管理
①校長は参加選手の健康証明書を学校医から受ける。また、保護者の同意を得る②主催者は大会中の選手の負傷、疾病に対し応急手当てをする以外は責任を負わない③試合が延長戦に入り、十二回終了時に同点の場合は十三回からタイブレークを開始する。ただし、決勝ではタイブレークを採用せず、延長回は十五回で打ち切り、翌日以降に改めて再試合を行う。決勝の再試合ではタイブレークを採用する④全国大会では投手の関節機能検査を実施。肩、ひじに重大な障害が発生している事実が確認できれば、投手としての登板を禁止する。
5 出場選手の旅費と滞在費
《全国大会》1校20人(選手18人と責任教師、監督各1人)に、旅費と滞在費を規定に従って支給・負担する。
6 大会諸経費(地方大会を含まない)
入場料を充てる。剰余金が出た場合、運営委員会などで協議し処分方法を決定する。不足した場合、過去の剰余金で積み立てた大会準備金を充てる。