障害の一つ、仮設橋を高速で通過する戦車(帥少鵬撮影)
「国際軍事競技大会2020」の「降下」競技に参加する中国空挺兵部隊は現地時間17日、プスコフ州に位置する射爆撃場でロシア側の指導下で適応訓練を行い、「競技を通じて訓練と習得を促進」という目的を達成した。中国軍網が伝えた。
戦車操縦手の史偉新氏は「本日私は初めてロシア側戦車での操縦訓練を行った。ロシア側戦車は我々の戦車と方向操作、ギアチェンジ、状況観察などの面で割合大きく異なるうえ、訓練時間に限りがあるため、私にとっては挑戦だった。できるだけ早く操縦方法に熟達し、競技で好成績を目指したい」と語った。
戦車競技は全体の3分の1を占め、全長6キロ近くのコースに斜面や対戦車塹壕など様々な障害が設けられている。戦車は障害通過後に射撃ラインを占領し、火砲や機銃で様々な目標を射撃し、高速機動能力と精密射撃能力を検証する。
中国の参加部隊は今年初めてロシア側戦車を使用する。これはロシア側の戦車と競技場に速やかに適応するためであり、参加将兵は戦車の性能を真剣に研究し、効果的な訓練方法を探って、競技に向けた基礎固めを行っている。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月18日