「羽生選手のように」 再出発の専門誌「クワドラプル」——贯通日本资讯频道
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「羽生選手のように」 再出発の専門誌「クワドラプル」

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出版社を変えて、再出発する「クワドラプル アクセル」


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フィギュアスケート関連本の先駆けながら、経営が行き詰まり、発行できなくなった専門誌が今月、出版社を変えて再出発した。スタートから携わる編集者の村尾竜哉さんは、「完成したときは目頭が熱くなった。全力を尽くした一冊」と話す。


フィギュア特集 Kiss and Cry


新たな雑誌名は4回転半を意味する「クワドラプル アクセル」(山と渓谷社)。前身のスキージャーナル社時代に出版していた「クワドラプル」に半回転を加えた。平昌(ピョンチャン)五輪で金メダルを獲得し、現在は右足首のけがから復帰を目指す羽生結弦(ANA)が、「4回転アクセルに挑戦したい」と宣言した姿に、村尾さんは再出発の思いを重ねる。


スキーや剣道の雑誌を発行していたスキージャーナル社は、フィギュア本が少なかった2008年、「カッティングエッジ」を発刊。浅田真央さんや安藤美姫さんら、女子が活躍していた時代に、男子に光を当てた。その後、「クワドラプル」にリニューアルし、発行を続けてきた。


トップ選手だけでなく、次世代を含めて、できるだけ多くの選手を紹介する編集方針で好評だった。毎日のように読者からはがきが届き、掲載を励みにしている選手もいた。


だが、出版不況の中、フィギュアでは羽生人気で新規参入する出版社が次々と登場。羽生を中心に扱う本が売れる傾向が強くなった。


同社が発行していた他の雑誌の売り上げが厳しく、資金繰りが悪化。昨年12月、出版予定の本の支払いができず製本段階でストップ。一時的に従業員らが肩代わりし、なんとか発行までこぎつけるという状況だった。


その後、同社が他の雑誌の休刊を発表すると、ファンから問い合わせが殺到。「『クワドラプル』はどうなるんですか」「続けてください」。手書きのFAXでメッセージを送ってくれる読者もいた。


「選手のために、ファンのために続けなければ」。そう決心した村尾さんは、発行してくれる出版社を探した。仕事を一緒にしてきたライターやカメラマンも、支払いが滞る中、「自分のことは気にしないで発行を続けてほしい」と背中を押してくれたという。


同社のツイートは、本の継続を心配する投稿であふれていた。それを目にしたのが、山と渓谷社の経営陣たちだった。雑誌編集部の久田一樹さんは、「こんなに熱心なファンがいるスポーツがあるのか。出版業界が厳しい中だからこそ、新しいチャレンジをしたい」。社内の賛同を得て、同社で新たに発行が決まった。


「この雑誌でないと、取り上げられない選手がいる。幅広く選手を取り上げる方針があったから、羽生選手もジュニアの頃から掲載することができた。それが僕たちの存在意義です」と村尾さん。「羽生選手のように高みを目指したい」と意欲的だ。(浅野有美)



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