キッチンで料理の準備をする加藤シェフ(左)と長友=Cuore提供
(25日、日本―セネガル サッカー・ワールドカップH組)
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不動の左サイドバックとして初戦、フル出場した長友佑都(31)。「健康」「食」への強いこだわりが無尽蔵のスタミナを生んできた。
初戦のコロンビア戦、長友は闘争心をむき出しにし、1対1の相手に競り勝った後はガッツポーズも見せた。試合後は「この4年、苦しいことも多かったけどみんなで戦えた」。2戦目に向けて「セネガルはめちゃくちゃ強い」と警戒していた。
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そんな長友に食事を用意してきたのが、専属シェフの加藤超也(たつや)さん(34)。トルコ・イスタンブールの長友の自宅へ毎日通い、1日3食の食事を作る。長友の体調に合わせ、献立を練る。胃腸が疲れていれば脂質の少ない和食ベース、糖質を抑えて栄養を取りたいときはイタリア料理をベース、といった調理法で工夫を重ねる。
こだわりは新鮮な生魚。地元の市場に通い、魚を買い付ける。トルコでは生魚を食べる習慣がないため、目利きは自己責任だ。「選手の体に必要なものを用意してこそ、料理人です」
かつて、神奈川のイタリアンレストランで修業を積んでいた加藤さん。2016年春、長友がツイッターで食へのこだわりを投稿しているのを見かけた。「この人をサポートしたい」。心が騒ぎ、すぐにツイッターのアカウントを作ってメッセージを送った。「専属シェフになりたいです。どこにでも行く覚悟があります」。2カ月後、面接を経て正式に採用が決まった。
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