「我慢だ」11打席連続四死球 記録も好機も作った主将——贯通日本资讯频道
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「我慢だ」11打席連続四死球 記録も好機も作った主将

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栃木大会 青藍泰斗―宇都宮南 一回裏宇都宮南1死二塁、津田がボール球を見送り、四球を選ぶ。捕手益子=清原


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(19日、高校野球栃木大会 青藍泰斗5―0宇都宮南)


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我慢すれば道は開ける。宇都宮南の主将、津田光輝(3年)は、伊東賢治監督に言われてきたことを信じて打席に立ってきた。その姿勢がこの大会で、大きな記録を生んだ。栃木大会新記録となる11打席連続四死球だ。


1年夏から控え捕手としてベンチ入りするなど、入学時から大きな期待を受けてきた。しかし、同年11月に右肩をけがして、ボールを投げることもできず我慢の日々が始まる。練習するチームメートの姿を見ているのはつらかったが、伊東監督に「とにかく我慢だ」と言われて、治療に専念した。2年春に復帰してからも、キャッチボールの距離を徐々に伸ばしながら、じっくりと調整を続けてけがを治した。


今大会でも我慢が続いた。3番打者として警戒され、なかなかストライクがこない。打ち気にはやりそうにもなったが、その度に伊東監督の「我慢だ」という言葉が頭をよぎり、慎重に四球を選んできた。


この日の第1打席でも冷静に四球を選び、初戦から11打席全てが四死球。四死球にかかわらず11打席連続出塁は大会記録で、個人の11四死球は大会タイ記録となった。2打席目の三振で記録は途切れたが、続く打席で安打を放ち力を見せつけた。


伊東監督も「津田の我慢強さがチームに広がった。ここまで来られたのは津田の存在が大きい」と認める。4強の壁を越えられなかった。3試合での通算成績は、3打数1安打。それでも出塁率は8割5分7厘で、常に好機をつくった。「監督の言葉を信じて成長できた3年間だった。感謝しかない」。そう話す主将の目は潤んでいたものの、涙はこぼさなかった。=宇都宮清原(若井琢水)



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