元仁王立ち団長、今年は一喜一憂で大声援 天理惜敗に涙——贯通日本资讯频道
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元仁王立ち団長、今年は一喜一憂で大声援 天理惜敗に涙

(28日、高校野球奈良大会決勝 奈良大付10―9天理)


仁王立ち応援団長の涙 故障続き、励ましてくれた友が…


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一塁側の天理のスタンドは、カラフルなポロシャツを着た吹奏楽部員や、応援に駆けつけたOBらでぎっしり埋まっていた。中には、昨年の野球部応援団長の木村虎之亮(とらのすけ)さん(18)の姿もあった。


天理の応援団長は感情をあらわにせず、紫色の着物にはかま姿の仁王立ちで選手を応援するのが伝統だ。微動だにせずグラウンドを見つめる今年の応援団長の背中を眺め、木村さんは笑いながら「ようあんなことやってたなと思います」。


この日は元野球部の仲間たちと一喜一憂しながら観戦。2点を追う四回に宮崎秀太君(3年)が同点本塁打を放つと、大歓声を上げた。


4点を追う九回、北野樹(いつき)君(3年)の本塁打などでまたも同点に追いつくと、スタンドは最高潮の盛り上がりに。木村さんも「信じていたら結果を出してくれた。このまま勝ってほしいです」と興奮気味に話した。


試合は延長戦に突入し、十一回、天理は1点差で惜敗。スタンドに向かっておじぎする選手らを前に、木村さんの目にも涙が浮かんだ。「あともう一歩で甲子園だった。悔しいだろうけど、前を向いてこれから頑張ってほしいです」(高橋杏璃)


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