高校野球奈良大会
【ライブ中継はこちら!】天理×奈良大付 決勝
夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム
地方大会の熱中症対策呼びかけ 朝日新聞社と日本高野連
決勝は夏の甲子園2年連続29回目の出場を狙う天理と初出場を目指す奈良大付の戦いになった。強力打線の両チームが激突する。
天理は4試合でチーム打率3割8分7厘。本塁打は計7本と長打力が光る。1番の宮崎秀太選手(3年)は打率6割6分7厘で本塁打2本と好調。4番北野樹選手(2年)も打率5割を誇る。主将の太田椋(りょう)選手(3年)も2本の本塁打を放っている。エース左腕の坂根佑真投手(3年)はすべての試合で先発し、要所を抑える投球を見せる。
奈良大付はチーム打率は4割9分6厘で、4試合中3試合で2桁得点を記録。5番の白沢皇太選手(3年)は打率6割6分7厘。3番東郷佑太選手(3年)も打率が5割を超え、本塁打2本を放っている。今大会が公式戦初登板のエース木村光投手(3年)は直球とスライダーを織り交ぜ、安定した投球ぶりだ。
両校は昨夏も奈良大会決勝で対戦し、天理が序盤のリードを守って接戦を制した。奈良大付はこれまで決勝に5回進出しているが、まだ優勝はない。2年連続の優勝を狙う天理と昨夏のリベンジに燃える奈良大付の対戦に注目が集まる。(桜井健至)
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過去10年の決勝対決
08年 智弁学園 3―1 奈良大付
09年 天理 7―2 郡山
10年 天理 14―1 智弁学園
11年 智弁学園 8―3 桜井
12年 天理 13―6 畝傍
13年 桜井 4―1 奈良大付
14年 智弁学園 8―6 天理
15年 天理 8―1 大和広陵
16年 智弁学園 6―5 天理
17年 天理 2―1 奈良大付
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天理・決勝までの戦いぶり
2回戦 8―0 奈良朱雀(7回コールド)
3回戦 10―0 畝傍(5回コールド)
準々決勝 15―4 五條(6回コールド)
準決勝 8―7 智弁学園
天理・中村良二監督
準決勝は競った試合展開で、中盤と後半にリードを守ることができ、よかったです。決勝は気持ちをリセットして、全力で臨みます。
天理・太田椋主将
気持ちで負けないよう練習してきた成果が出ました。打者それぞれが力を発揮して勝てて、よかったです。決勝は強い気持ちで臨みます。
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奈良大付・決勝までの戦いぶり
2回戦 12―1 奈良北(6回コールド)
3回戦 11―1 桜井(6回コールド)
準々決勝 7―4 法隆寺国際
準決勝 14―2 橿原学院(5回コールド)
奈良大付・田中一訓監督
準決勝は、一番信頼できる打者の東郷が期待通り打ってくれた。天理は打撃がすごいチーム。胸を借りるつもりで頑張ります。
奈良大付・石塚海斗主将
積極的に振れていることが打てている要因だと思います。天理は考えて野球するチーム。落ち着いて1個ずつアウトにしていきたいです。