(28日、高校野球奈良大会決勝 奈良大付10―9天理) 地方大会をライブ中継中! 「バーチャル高校野球」で過去最多700試合 夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム 地方大会の熱中症対策呼びかけ 朝日新聞社と日本高野連 延長十一回でサヨナラ勝ちした奈良大付。九回表の守りで、優勝したと喜ぶハプニングがあった。 4点リードで迎えた九回表。2点差に詰め寄られ、なお2死満塁。天理の宮崎秀太(3年)の中前打で走者2人をかえされ、同点に。さらに一塁走者が一気に三塁を狙ったが、中堅手の植垣裕(3年)が好返球で刺し、3アウト。 この3アウト目が同点の生還より早かったのではないか――。3アウト後に審判が人さし指を立てたので、奈良大付の選手たちは「得点は1点のみ」と受け取ったらしい。9―8で勝ったとグラウンドに歓喜の輪を作った。 同点で試合続行と審判がアナウンスすると、今度は天理の選手らがガッツポーズした。 ここで意気消沈しなかったのが、ベンチに戻った奈良大付の選手たちだ。「後攻だし、慌てず自分たちを信じて攻めよう」と語りかけた主将の石塚海斗(3年)に仲間も笑顔で応え、サヨナラ勝ちにつなげた。 天理の中村良二監督は試合後、一塁走者を刺した植垣のプレーをたたえた。「本来ならホームに投げたい場面だけど、三塁に投げた。よく見ている。奈良大付さんの選手はよく鍛えられています」(宮崎亮、松永和彦) |
奈良大付「9回抑えた」フライング歓喜 消沈せず延長V
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